数年前の『食べるラー油』ブーム、みなさん覚えていますか?桃屋の『辛そうで辛くない少し辛いラー油』が発売されたのは2009年だそうです。
当時のブームから成熟期?に至るまでの経緯は次の記事が詳しいです。
食べるラー油が成熟している – デイリーポータルZ
生きていく上で『食』は無くてはならないものです。食事は毎日行うものですが、毎回同じものを食べ続けると飽きてしまうし、栄養のバランスも偏ってしまい体にも良くありません。
だから色々なものを食べるのですが、食事というのは準備されているメニューやレシピから選ぶため、バリエーションが限られてしまいます。
かといって、自分で創作料理のようなものを考えたところで、美味しいものをそう簡単に生み出せるものではありません。
同じ料理が時間をかけて少しずつ美味しくなっていくことはありますが、知っている料理が美味しくなるだけなので、目新しさはありません。
しかし、歴史の特異点と言えるような、経験したことのないような味が突然現れることがあります。それが最近では『食べるラー油』だったんだと思います。
…何やらよくわからない前置きを書いてしまいました。いい加減、本題に移ろうかと思います。
最近、宮城県の女川へ行ったのですが、そこのお土産売り場で発見して何となく買ったものが、何とも言えない新しい味だったので紹介しようと思った次第です。
それが『うまくて生姜ねぇ!!』と『辛くて生姜ねぇ!!』です。
うまくて生姜(しょうが)ねぇ!!
国産生姜使用
福島県産 えごま入り食卓の名脇役
●あつあつのご飯にかけて。
●うどん・そうめん等の薬味に。
●納豆・漬物等の調味料に。
辛くて生姜(しょうが)ねぇ!!
国産生姜使用
ハバネロ入り食卓の名脇役
●あつあつのご飯にかけて。
●うどん・そうめん等の薬味に。
●お料理のかくし味に。
使用例の最後が違っています。
福島県の『吾妻食品』という会社が作っているようです。
名称は両方とも【生姜しょうゆ漬(刻み)】となっています。
原材料は、唐辛子(ハバネロ)が入っているかどうかの違いだけに見えます。
私は辛いものが好きなんですが、辛いものを食べるモチベーションって『体に悪くてもいいから美味いものが食いたい』ってところにあると思うんです。
たいていの辛いものって、そんなに体にいいものではないような気がするんです。刺激が強すぎると食道や胃とかに悪そうですし、油っ濃かったり味が濃いものが大半のような気がします。
辛いものを食べるときは体の事なんか思ってはいけません。諦めの境地、みたいな心境です。まあ、ダイエット効果とかはあるんでしょうけど。
辛くなくても『めし友』とか呼ばれる類ものは、たいていそんな感じな気がします。濃い味でご飯が進むってやつです。たぶん、体の事を思ったら白飯のまま食べた方が良いんです。
…そんな心境で『辛くて生姜ねぇ!!』を食べたらもんだから、すごく驚きました。
けっこう辛いんですが、油っこさみたいなものは皆無です(原材料に油が入っていないので、当たり前ですが)。それでいて、生姜のさわやかさみたいなものを感じます。
写真は鶏肉に乗っけた例です。肉の脂が生姜でさっぱりするし、おまけにピリ辛にもなります。こりゃうまくてしょうがねぇ。写真を見て思ったけど、炒めものの味付けに使ってもピリ辛生姜焼きみたいな感じになって美味しそうです。今度やってみよう。
肉以外にも色々なものに合わせてみましたが、たいてい問題なく美味しいです。
うまくて生姜ねぇ!!・辛くて生姜ねぇ!!の両方とも美味しいですが、新しい味という意味では『辛くて生姜ねぇ!!』の方をおススメします。ただ、まあまあ辛いので、辛いものが苦手な人はご注意ください。