車で茨木市を通っていたところ、謎の高架線路を発見しました。
茨木市にはJRと阪急の駅がありますが、この位置を通っている路線はないように思えます。
高架はこの地図の中央辺りを東西に通っています。
地図にも表れないこの高架線路の謎を追ってみました。
この辺りに駐車してふらふら沿線を散歩しても良いのですが、距離も読めないし新型コロナウイルスでステイホームが呼びかけられています。
そこで、GoogleMapを使って探ってみます。
最初はストリートビューで沿線を追っかけてみたのですが、途中で追えなくなりました。
交差点から東へ追うと、安威川まで辿り着きました。この先はストリートビューでは追えません。
交差点から西へ追うと、JR京都線を超えています。そしてこの先はストリートビューでは追えません。
やっぱり現地へ行くしかないか、と思いましたが、GoogleMapに航空写真の機能があることを思い出しました。
航空写真だと高架線路の経路がうっすらわったので、赤い線を引いてみました。
東側のJR京都線を越える辺りを拡大して確認します。
JR京都線を超えて千里丘辺りで合流しているようです。この合流の仕方だと京都方面へ直接いけない気がします。
次に西側、安威川の先を見てみます。
地図上に「JR貨物 大阪貨物ターミナル駅」の文字を発見しました。
この場所には新幹線の鳥飼車両基地があるのは知っていましたが、貨物駅も併設されていたようです。
正面に大阪貨物ターミナル駅の文字が。右に鳥飼車両基地があります。
何となく答えは見えました。「JR大阪貨物ターミナル駅」でググってみます。
Wikipediaの記事に答えがありました。
大阪貨物ターミナル駅
上のWikipediaのページにある画像に「大阪ターミナル線」の文字を発見しました。
という事で、謎の線路は貨物列車が走る「大阪ターミナル線」だったようです。
都会の街中に高架で貨物専用の線路を作るとはとても贅沢な感じがします。
家にいながら何でもわかる。現地に写真を撮りに行く必要もなし。便利な時代になったものです。