ThinkCentre M75q-1 Tiny(Ryzen 5 Pro 3400GE)が来たのでThinkCentre M715q Tiny(Ryzen 5 PRO 2400GE)と比較してみた

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追記:おすすめ記事 → ACアダプタを変えるとThinkCentre M715q Tinyは少し速く、ThinkCentre M75q-1 Tinyは劇的に速くなります

軽作業のためのPCが必要だったので、前に購入したThinkCentre M715q Tinyを追加購入しようとしたところ、ThinkCentre M75q-1 Tinyという新しいモデルが出ていたのでそっちを購入してみました。今回もメモリを16GBに変更しています。

M715qとM75q-1、とても紛らわしい製品名です。

CPUの世代がRyzen 5 PRO 2400GEからRyzen 5 PRO 3400GEに上がっているので、性能がどう変わったのか比較してみます。

まずはCPUのスペックの比較。

Ryzen 5 2400GE Ryzen 5 3400GE
CPUアーキテクチャ Zen Zen+
コア/スレッド数 4-core / 8-thread ←同じ
クロック(基本/Boost) 3.20GHz/3.80GHz 3.30GHz/4.00GHz
キャッシュ(L2/L3) 512kB x 4 / 4MB ←同じ
GPU Vega 11 graphics ←同じ
GPUクロック 1250MHz 1300MHz

大きな変化はありませんが、少し速くなっていそうです。

次にベンチマークの結果。

Cinebench R15の結果

機種 スペック OpenGL CPU
ThinkCentre M75q-1 Tiny AMD Ryzen 5 PRO 3400GE w/ Radeon Vega Graphics
4 Cores, 8 Threads @ 3.3 GHz
AMD Radeon(TM) Vega 11 Graphics
38.46 fps 736 cb
ThinkCentre M715q Tiny AMD Ryzen 5 PRO 2400GE w/ Radeon Vega Graphics
4 Cores, 8 Threads @ 3.2 GHz
AMD Radeon(TM) Vega 11 Graphics
39.20 fps 547 cb
ThinkPad P1 Intel Core i7-8850H CPU
6 Cores, 12 Threads @ 2.6 GHz
Quadro P2000 with Max-Q Design/PCIe/SSE2
142.49 fps 1186 cb
ThinkPad T580 Intel Core i7-8550U CPU
4 Cores, 8 Threads @ 2.00 GHz
GeForce MX150/PCIe/SSE2
76.00 fps 629 cb
ThinkPad X1 Yoga(2016) Intel Core i7-6500U CPU
2 Cores, 4 Threads @ 2.60 GHz
Intel(R) HD Graphics 520
36.27 fps 245 cb
Surface Pro LTE Advanced Intel Core i5-7300U CPU
2 Cores, 4 Threads @ 2.72 GHz
Intel(R) HD Graphics 620
46.09 fps 360 cb
MacBook Intel Core i7-7Y75
2 Cores, 4 Threads @ 1.4 GHz
Intel(R) HD Graphics 615
27.18 fps 253 cb
LITTLEGEAR
(2016年購入のゲーミングPC)
Intel Core i7-6700K CPU
4 Cores, 8 Threads @ 4.01 GHz
GeForce GTX 980 Ti/PCIe/SSE2
102.56 fps 870 cb

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果

条件は初期状態のまま(1280×720 ウィンドウモード)で実行。

機種 スコア
ThinkCentre M75q-1 Tiny 3246(やや快適)
ThinkCentre M715q Tiny 4301(快適)
ThinkPad P1 13121(非常に快適)
ThinkPad T580 8975(非常に快適)
LITTLEGEAR
(2016年購入のゲーミングPC)
17552(非常に快適)

グラフィック系のOpenGL、DirectX(ファイナルファンタジーXIV)共に少し遅くなっています。OpenGLは誤差の範囲ですが、DirectXは誤差の範疇を超えている気がします。これはたぶん何か実行方法がマズかったのだと思います。機会があれば測りなおしてみます。

CPUは1.35倍と素晴らしい向上です(都合の良い結果だけ正しいと信じるのもアレですが)。

インターフェースの違いを確認してみます。

前面 背面
ThinkCentre M715q Tiny マイク入力/ヘッドフォン出力コンボ ジャック、ヘッドホン出力、USB 3.1、USB 3.1 (Powered USB) DisplayPort x 2、USB 3.1、USB2.0 x 3、イーサネット・コネクター(RJ-45)
ThinkCentre M75q-1 Tiny マイク入力/ヘッドフォン出力コンボ ジャック、ヘッドホン出力、USB 3.1 (Type-C)、USB 3.1 (Powered USB) DisplayPort、HDMI、USB 3.1、USB2.0 (Powered USB)、USB2.0 x 2、イーサネット・コネクター(RJ-45)

前面にUSB Type-Cがあります。今のところPC向けのType-Cの機器はあまりない気がしますが、今後を考えると心強いでしょうか。ノートPC用にType-C製品を揃えている場合は便利かもしれません。
背面は標準の映像出力がHDMI x 2からHDMIとDisplayPortに変更になっていて注意が必要です。注文時のカスタマイズでシリアルポート、DisplayPort、HDMIポート、VGAポートのどれかひとつを追加できるので、使いたいポートを確認してから注文しましょう。

ディスプレイ背面のVESAマウントに固定してみました。机の上が広く使えて良い感じです。

固定に使ったのはこれです。余っていたものを使いました。

Lenovoが販売しているThinkCentre Tiny専用のVESA マウントならもっとスッキリ固定できるでしょう。

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