ThinkPad P70を検討していたら理想のキーボードの妄想に迷い込んだ話

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シリーズ【2016年を戦うPCを考える】
今回は『その1:ThinkPad P70を検討していたら理想のキーボードの妄想に迷い込んだ話』です。

私がメインで使用しているPCはThinkPad T420sです。
非常に使いやすく使い慣れているので気に入っているのですが、発売が2011年春の機種であるためメインで使用していくには少し物足りなくなってきました。

そこで、2015年後半辺りから次に購入するPCを物色していました。DELLのXPS15なんかも魅力的ですが、私はトラックポイントが無いと生産性が1/10に低下する体質なので、必然的にThinkPadを中心に探すことになります。

探しているうちに、Lenovoから挑戦的な機種が発表されました。ThinkPad P70です。Lenovoいわく…

デスクトップを凌駕する 新世代 17.3型ウルトラスペック・モバイル

  • ハイエンドクラスのグラフィックスQuadro® 対応
  • 安定した高性能を発揮するモバイル® Xeon® プロセッサー
  • 17.3型4Kディスプレイの高精細と大画面
  • 日本国内開発の新冷却システムで安定した動作

いろいろ凄そうです。私のPCの経歴は ThinkPad X40ThinkPad X300ThinkPad T420s です。思えば、画面のサイズが12インチ → 13インチ → 14インチ と徐々に大きくなってきました。次に選ぶPCはさらに大きなディスプレイに挑戦してみたいと思っていました。しかし、15インチはありきたりだし挑戦というには中途半端だと思っていました。いっそのこと、17インチの4Kへステップアップするのも悪くなさそうです。

ということで、Lenovoのサイトで私の好みの構成にカスタマイズしてみます。

スペック:
・インテル Xeon プロセッサー E3-1505M v5 (2.80GHz, 8MB)
・17.3型4K液晶 (3840×2160 IPS)
・32GB PC4-17000 DDR4 ECC SODIMM
・NVIDIA Quadro M3000M (4GB)
・512GB ソリッドステートドライブ PCIe-NVMe

価格:512,352円

性能的には、SSDが512GBしか選べない点を除けば申し分ないです。スペック的に少し割高に感じますが、フラッグシップモデルとはこういうものでしょう。用途を考えるとこれくらいの投資をする価値はあると思ってはいるのですが、何故かスッキリしない。最後の一押しが足りない気がしてならないのです。

スッキリするために、現在メインで使用しているThinkPad T420sと比較した良い点と悪い点を洗い出してみます。

良い点 悪い点
  • CPUが現在の2Coreから4Coreに向上
  • メモリが16GBから32GBに向上
  • 画面解像度がHD+(1600×900)から4K(3840×2160)に向上
  • グラフィック性能がNVIDIA NVS 4200MからNVIDIA Quadro M3000Mと向上
  • モニタキャリブレーションができる
  • 筐体サイズに余裕があるにもかかわらず、数値キー1 と通常キーの間が詰まっている
  • 筐体サイズに余裕があるにもかかわらず、6列キーボード
  • 数値キーはそもそも不要
  • 数値キーがあるせいで、キーボードとトラックポイントの位置が中央から大幅にズレている
  • 本体側が厚い

良い点を見るとすぐにでも手にしたいスペックです。問題は、悪い点が気になって50万円越えという金額に見合う投資と素直に思えない所にあります。悪い所を色々あげてみたところ、どうもキーボードが気になってしょうがないみたいです。


本体側が厚いのは悪影響が大きい気がしています。本体の上にキーボードを乗せているノートPCでは、本体側が厚くなるのに伴い、キーボードの高さも高くなってしまいます。手前側が高過ぎると手首に負担がかかり、使いにくくなりそうな気がしています。
あと、数値キーがあるせいで、キーボードが中央から大きくズレてしまっています。これも使いにくそうに見えます。ThinkPadユーザはトラックポイントを利用するため、そこまで気にならないかもしれませんが、マウスを使う場合は右手の移動距離が大き過ぎてけっこう辛そうです。

まあ、実は一般的なノートPCはホームポジションに手を置いた時の体の位置は画面の中央からやや左になるんですけどね。本当はこれも少し納得いっていません。

一般的なノートPCも中央が僅かにズレてはいるが… 数値キー付きだとズレすぎ

どのメーカーでもいいから、キーボードを右寄りに取り付けて体が画面に対して中央に来る機種を出してもらえないものでしょうか。ぜひ使ってみたいものです。

ぼくのかんがえたさいきょうのキーボード

17インチなどの大きなディスプレイを搭載している場合、筐体サイズに余裕があるのでデスクトップと同様のキー配列とすべきです。そしてホームポジションに手を置いたときの体の中央がディスプレイの中央に来るべきです。左側が空くはずなので、空白にしておくか大型のタッチパッドでも搭載すれば良いかもしれません。マウスカーソルの移動ではなく、Macの複数指をつかったアクションのような用途に使えば便利そうです。図で描くとこんな感じ。

合成が雑ですいません。スケールは適当なので、こんなにいい感じに収まるかは不明です。

描いていて思ったのですが、数値キーを左側に持ってくるだけで、右側にあるよりはずいぶん使いやすくなる気がします。こっちも合成が雑ですいません。

妄想を繰り返すうちに、もう一つ面白いアイデアが浮かびました。デスクトップと同じキーボードを搭載するとなると、キートップが高くなります。それを逆手にとって、キートップと同じ高さの出っ張りを左側の空き地に作って、そこにCPUとかGPUを搭載すれば本体側の厚さを軽減できるし、冷却効果も期待できるのでは!

ちょっと妄想が過ぎたので、冷静になってデスクトップのキーボードとThinkPad P70のサイズを比較してみます。キーボードは私がデスクトップPCで普段使っている、東プレのREALFORCEです。

東プレ REALFORCE91UBK-S ThinkPad P70
366mm 416mm
奥行 168.5mm 275.5mm
高さ 38mm 29.9~34.2mm

これを元にそれなりに正確な比率で雑な合成画像を作ってみます。ついでにタッチパッドも邪魔なので消します。

そんなに左側に余白はできないようです。少し中心が左寄りになりますが、この雰囲気で十分な気がします。むしろ、これで良い。いや、これが欲しい。

試しにキーボードを真ん中に持ってくると…

これも悪くないですね。

…こんな感じでThinkPad P70を買おうかどうか迷っていても余計な妄想が膨らむばかりです。そうこうしているうちに、ThinkPad P50sやThinkPad T460pなど魅力的な他の新機種が発表されてしまいました。こっちも興味津々。

こうなってくると、新しい機種はどれを買えばいいかわからなくなってきました。つまり、私にとってThinkPad P70はもう一歩というか、高嶺の花といった存在のようです。スペックがもうちょっと上がったり、値段がもう少し下がったり、薄型の機種が発表されるのを待ちつつ、他の方法でもうしばらく凌いでみようかと思います。

次回:その2:ThinkPad X300の装備を最強にして現役復帰させた話


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  1. ちなみに、数値キーは日本語表記で「テンキー」というのが一般的ですが、英語だと”numeric keypad”とか”numeric key”と表記します。テンキーは和製英語らしいです []

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