IT企業と名乗れるか 第3回 ~仕事の多様性と創造性~

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さて、昨日は自宅で深夜に記事を書いたわけですが、今はカフェにノートパソコンを持ち込んで書いています。インターネットへはAndroidタブレットからテザリングで接続しています。

まずは仕事の多様性の話から。

ソフトウェア開発は、パソコンとインターネットがあればたいてい事足ります。何時でも何処でもできるわけです。IT技術を使えば、場所や時間に縛られずに作業することが可能です。この特性は、IT企業に限らず様々な分野に応用可能だと思うのです。

在宅で仕事をしたい方、身体的制約で職場へ出勤できない方などについても、IT技術があればそれぞれに合った仕事を提供することが可能であると考えます。

これからは多様な価値観を受け入れながら人と企業が共存していかないといけない時代なのではないでしょうか。その要求に対してIT技術なら答えられると考えています。

次に、仕事の創造性の話です。

ソフトウェアを作る仕事はどういった分野の仕事でしょうか。「ソフトウェア製造業」といった言い方があります。製造業と言って思い浮かぶのは、車や電器製品など、モノを作る業界です。ソフトウェアの製造は、そういった業界と同じ分類なのでしょうか。
モノを作るフェーズを考えたときには、設計してモノの設計が終わった後には「量産」というフェーズがあります。なんとなくモノ作りといわれて思い浮かぶのは、この「量産」している風景ではないでしょうか。ソフトウェアの開発においてもDVDなどの媒体で配布するパッケージソフトについては量産しますが、それはソフトウェアエンジニアが行う事ではありません。ソフトウェアエンジニアは常に新しいものを考え、作り続けなければいけないのです。

つまりソフトウェアの開発は一般的な「製造業」とは性質が事なるものだと思うのです。では、ソフトウェア開発の本質は何かというと「創造すること」だと思うのです。こんな言い方は無いですが「ソフトウェア創造業」といった感じでしょうか。

ソフトウェアの開発を創造活動と定義すると、現在エンジニアが置かれている状況や職場環境は最適では無いと思うのです。定型的な職場レイアウトや企業ルールは、みんなが同じ作業を行う事務やモノを量産するのには向いているのかもしれませんが、創造活動であるソフトウェア開発には向いていないと思うのです。ソフトウェア開発を行うエンジニアが見習うべきは、自動車製造業であればデザインや設計分野でしょうし、他の業界では企画、文化・芸術や研究職といった方面を見習わなければならないのではないでしょうか。

そもそも、ソフトウェア開発の目的はお客様の生活を改善し、より豊にするためのものであり、ITコンサルタントはそういった事に対して提案を行うわけです。そのIT業界に携わっている私たちが一番泥臭い状況に置かれているようでは話にならないし、どうにもできないならそもそもお客様に提案なんてできるわけないでしょう。

ソフトウェアエンジニアの創造力を最大限に発揮できる環境を作り、ソフトウェア以外の業界にも広げる。それを私たちが体現しなければならないわけです。

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