宮城県の仙台市へ行ったときに出会ったこの子。
(あぁ、手綱が。紐が。もうちょっとこだわって撮るべきだった…)
なにこれ、可愛過ぎるでしょ。
配色と言い、造形と言い、表情と言い、垂直に生えるしっぽと言い、パーフェクトな可愛さです。
箱には「みちのく郷土玩具 はりこ 首ふり ちゃぐ馬こ」と書かれています。
Googleで「ちゃぐ馬こ」で画像検索しても、この子は全く出てきません。
張り子と言えば、会津の赤べこや起き上がり小法師が有名ですが、「ちゃぐ馬こ」は会津の郷土玩具では無さそうです。
岩手県に「チャグチャグ馬コ(ちゃぐちゃぐうまっこ)」というお祭りがあるようで、岩手県の滝沢市から盛岡市まで、華やかな馬具を纏った馬を連れて進行するそうです。
おそらく、そのお祭りにちなんだ玩具なのでしょうが、調べた限りではちゃぐ馬こ自体は岩手県の郷土玩具という訳でもなさそうです。
ただ、少なくとも読み方は「ちゃぐうまっこ」という事でしょうか。
東北を回っていると、赤べこやこけしはいろんな場所で見かけるのですが、ちゃぐ馬こだけはこの一つだけしか見ませんでした。
いったい何者なんだ、ちゃぐ馬こ。
という事で、ちゃぐ馬こが日の目を見ないままなのはもったいないので、記事に残しておこうと思った次第です。
おまけ
首ふり張り子の代表格、赤べことの共演をお楽しみください。