ベンチマークを行ってみたので結果を掲載します。
Diskのベンチマーク
CrystalDiskMarkを使用しました。
SLOT1に挿したWestern DigitalのSSDの結果。
SLOT2に挿した純正のSSDの結果。
純正よりWestern Digitalの方が高速です。
CPUのベンチマーク
Cinebenck R23を使用しました。
Single Core: 1,786
Multi Core: 9,160
ネットの情報によると、Core i7 13700HはSingleで1,900くらい、Multiで16,000くらい出るようなのでかなり遅いです。
特にMultiが遅いです。
スコア的にはi5-1335Uと同じくらいなので、これではハイスペックのCPUを搭載する意味が無い気がします。
サーマルスロットリングが起きているのは間違いないと思うので、冷却しながら測定してみます。
まず、市販のPC冷却台を使用して測定してみましたが、スコアは変わりませんでした。
そこで、「ノートパソコンをもっと冷やす(冷却台を自作した話)」で作成した自作の冷却台を使用して測定してみました(P1用に作りましたが、E14でもそのまま使えました)。
自作冷却台使用
Single Core: 1,826
Multi Core: 11,198
まあまあのスコアアップです。
ただ、ちょっと物足りない感じです。
ベンチマーク中のPCの消費電力を確認すると、Singleが40~55W、Multiが最大58Wでした。
SingleとMultiの差を見ると、この消費電力では14CoreのCPUを高速に動かすのは無理な気がします。
そもそも付属するACアダプタが65Wのため、しっかり冷却したところで供給電力が足りず、性能に制限がかかりそうな気がします。
というか、冷却性能的にCPUに供給する電力を絞らざるを得ず、高出力のACアダプタを使っても意味が無いといった感じです。
つまりは最初からCore i7 13700Hの性能を発揮するつもりがないのではないかと。
なぜ、こんなちぐはぐなことを行っているのか、よくわかりません。
これならHではなくUやPのCPUをちゃんと冷やした方がバランスのいいPCに仕上がる気がします。
Core i7 13700Hの他の機種がどうなっているのか気になるところですが、比較できる機種が手元にありません。
the 比較さんのサイトにある同CPUを搭載している14インチの機種のMulti Coreのベンチマーク結果を見ると、サードウェーブ raytrek A4-Rで11,123、マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-Bで15,088のようです。
付属するACアダプタはサードウェーブ raytrek A4-Rが90W、マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-Bが150Wのようです。
ちなみにサードウェーブ raytrek A4-RはCPU内臓のGPUのみ、マウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-BはGeForce RTX 3050搭載です。
強制的に冷却すればサードウェーブ raytrek A4-Rくらいの性能が出せているようです。
個人的にはdGPUを搭載していない方が冷却性能的に有利なはずなので、少なくともマウスコンピューター DAIV Z4-I7G50SR-Bくらいは性能が出てほしいところです。
もうちょっとベンチマーク結果を良くできないか挑戦してみようと思います。