金沢のお勧め観光スポットとグルメ・郷土料理

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北陸新幹線が開通して、東京から気軽に行けるようになった金沢。観光客でずいぶん賑わっていると聞きます。

私たちのオフィスは大阪にありますが、石川県・金沢市出身者がたくさんいるというちょっと不思議な存在です。
石川県・金沢市で生まれ育ち、離れているからこそ分かる地元の良さ、みたいなものもあると思うんですよね。

と、いうことで、金沢のおすすめ観光スポットを紹介したいと思います。

今回は、日帰りや一泊二日程度を想定した金沢駅周辺の観光スポットに限定して紹介します。
正直、月並みで面白味にかける内容ですが、ご参考になれば幸いです。

観光スポットMAPの説明

万人におすすめできる観光スポットをピックアップして掲載しました。

金沢駅をスタートとした徒歩ルートを参考までに載せていますが、全て歩くのは辛いと思うので、タクシーやバスと併用することをおすすめします。バスは『城下まち金沢周遊バス』が便利かと。

一日で全て回るのはかなりの駆け足になりそうです(というか、たぶん無理です)。夜も動けるのなら、ひがし茶屋街、尾山神社、長町武家屋敷跡などは夜に行き、営業時間が決まっている施設を日中に行くといいかもしれません。もしくは『金沢の歴史に触れる』とか『金沢の芸術を巡る』とか『金沢の偉人を知る』のようにテーマを決めて回る場所を絞ってもいいかも知れません。

営業時間は変わる可能性もあるので、ここの情報は参考程度にしていただき、計画を立てる際には公式の最新情報を御参照ください。

マーク 場所 説明
A 金沢駅 スタート地点。帰りにお土産を買う場所としてもおすすめです。
B 近江町市場 昼食におすすめです。『金沢の台所』と言われている場所。『加賀野菜』と言われている石川県加賀地方にしかない野菜や、北陸の海の幸がいっぱい。ふらふら歩いて金沢市民の日常を体験できます。
C ひがし茶屋街 何時行っても大丈夫です。夜の街灯で照らされた風景も綺麗ですよ。ただ、お店は17時位から閉まり始めるので、お店も回りたい方は早めに行きましょう。
主計町茶屋街 ひがし茶屋街へ行ったのなら、こちらにも是非。
D 金沢城公園 天守閣はありません。金沢城として有名な写真は『石川門』という門です^^;
天守閣が無いとは言っても、現存する建造物はどれも立派です。
色々な種類の石垣があり『石垣の博物館』とも呼ばれることもあるそうです。石垣巡りも悪くないかもしれません。

3月1日~10月15日  7:00~18:00 (退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00 (退園時間)

E 兼六園 日本三大名園のひとつ。私は最高峰の日本庭園だと思っています。

3月1日~10月15日  7:00~18:00 (退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00 (退園時間)

尾山神社 加賀百万石繁栄を築いた、前田利家とおまつの方をお祀りする神社です。ステンドグラスの門が印象的。夜は明かりがともります。余裕があれば是非。
F 金沢21世紀美術館 新しいものと古いものが共存する金沢の、新しい象徴的な施設です。
無料で入れる場所だけでも十分楽しめます。

展覧会ゾーン:10:00~18:00(金・土曜は20:00まで)
交流ゾーン : 9:00~22:00 *各施設の開室時間はそれぞれ異なる

G 鈴木大拙館 金沢市出身の仏教学者である鈴木大拙への理解を深め、思索の場とすることを目的に2011年に開設した新しい文化施設です。鈴木大拙とは、金沢出身で禅についての著作を英語で著し、日本の禅文化を海外に広くしらしめた仏教学者で、ノーベル平和賞候補にも挙がったこともある偉大な方らしいです。恥ずかしながら、最近まで知りませんでした。徳田秋聲、泉鏡花、室生犀星の名は金沢市民なら全員知っていると思うのですが、鈴木大拙の名は最近になるまで全く聞かなかったような…

9:30~17:00(入館は16:30まで)

H 妙立寺(忍者寺) 要予約
前田家の歴代藩主自らが参詣し、武運長久と庶民の安穏を祈願したお寺だそうです。しかし、ただのお寺ではなく、万一の場合の出城としての役割も持っていたと言われています。そのため、建物全体が迷路状になっていたり様々な仕掛けがあったりして『忍者寺』と呼ばれるようになりました。予約が要りますが、しっかり説明してくれます。

9:00~16:30(冬期間は16:00まで)

にし茶屋街 妙立寺へ行ったのなら、こちらにも是非。
I 長町武家屋敷跡 かつての藩士が住んでいた屋敷跡を散策。薦掛け(こもがけ)が行われる冬の景色が奇麗です。夜ごはんはここの近くの片町周辺がおすすめです。

金沢のグルメ・郷土料理

金沢といえば新鮮な海の幸が有名ですが、美味しい郷土料理もB級グルメもあります。
高級なものもB級も分け隔てなく紹介します。

8番らーめん
『金沢ラーメン』と呼ばれるようなラーメンはありませんが、金沢市民からの絶大な支持を受けているラーメンチェーン店が「8番らーめん」です。北陸3県を中心に日本全国に120店舗以上、海外に100店舗以上を展開しています。「野菜らーめん」が一番のオススメなのですが、県外の人には残念ながら不評なことが多いです。薄味が物足りない方には「唐麺」がおススメです。冬季限定の「酸辣湯麺」も美味しいですよ。チャーハン、餃子を絶賛する人も少なくありません。

金沢カレー
ターバンカレー、カレーのチャンピオン、アルバ、ゴーゴーカレーなど、金沢市民なら昔からお馴染みのカレー店の数々。これらの店舗が提供するカレーが「金沢カレー」と呼ばれるようになったのはここ最近です。言われれば確かに金沢特有の味と提供スタイルがあります。

ハントンライス
見た目はオムライスです。ケチャップで味付けしたバターライスの上に、半熟の薄焼き卵と白身魚のフライを乗せ、タルタルソースをかけるスタイルが標準のハントンライスです。最近では白身魚のフライの代わりにエビフライを乗せたものなど、色々なバリエーションがあります。
金沢駅周辺にも食べられるお店がいくつかあるようです。食べログのリンクを貼っておきます。
Link : 金沢-ハントンライス(食べログ)

おでん
石川県は人口あたりのおでん屋の軒数が全国一位だそうです。金沢にも美味しいおでん屋が沢山あります。正直、金沢に住んでいた頃には気づきませんでしたが、確かにおいしいおでん屋があります。
金沢のおでんの特徴は、おいしいダシと個性あるおでん種です。バイ貝、車麩、ふかし、たけのこ、赤巻、里芋、かに面、しのだ巻き、肉いなり、…。どんな味か想像つきますか?興味がわいた方は是非。
金沢駅周辺だと「黒百合」がおススメです。

えびす(べろべろ)
寒天を加熱して溶きたまごを流し込み出汁、醤油、砂糖、しょうがなどで味付けし、冷やして固めたものです。半透明の固まった寒天にたまごが透けて見えて美しい食べ物です。私の周りではこの食べ物を「えびす」と呼んでいましたが、「べろべろ」と呼ぶ派閥もあるようです。小学校の給食で出たときは、残す生徒が多発していた覚えがあります。子供には良さが分からない味なのでしょうか。私も給食のえびすは苦手でした。給食で出る物は甘くておやつみたいな味なんです。私の家では醤油味が強い、おかずとしての味付けでした。想像する味とのギャップが美味しくないと感じる理由なんじゃないかと思います。たぶん、甘みが強いものが教科書通りの味付けなんだと思いますが、各家庭でそれぞれの味があるのが、郷土料理らしいところでもあるかと。

治部煮
具は鴨肉に小麦粉をまぶしたもの、すだれ麸、百合根、しいたけなど。それを出汁、醤油・味醂・砂糖・酒などで味付けして煮込んだものです。上にわさびが乗っています。汁にはとろみがあります。四季の具材で年中食べられるようですが、私は冬の食べ物という印象があります。

どじょうのかば焼き
どじょうを開いて串に刺してたれにつけて焼いたものです。小さいころ、おやつ代わりに出てきた気がします。おやつで食べるくらいですから、金沢市民に愛されている味なんだと思います。正直、私は好きではありませんでした。ジューシー感ゼロです。カリカリで焦げた味がします。小さいころはこの苦味が苦手でした。今食べると美味しく食べられそうな気がします。

笹寿司
笹で巻いた四角い押し寿司です。旅行で金沢へ来られた際は、帰りの電車で食べるのにちょうど良いです。とても美味しいので、帰った後に食べる分も買わないと後悔するかもしれません 🙂

日本酒
石川県には美味しい日本酒の地酒が沢山あります。

料亭
金沢には美味しい日本料理を提供してくれる料亭が沢山あります。おいしい地酒や本格的な郷土料理を味わいたいのなら料亭に足を運ぶのもよいのではないでしょうか。九谷焼、輪島塗、金箔など伝統工芸でも有名な石川県なので、素敵な器が出迎えてくれることでしょう。

めった汁
豚汁のようなものです。めった汁は完全に家庭の味といった感じで、料亭ではきっと食べられないのではないかと思います。家庭の味のため、各家庭で味付けが違うようで、豚汁との違いを明確に定義付けるのは難しいところです。豚汁との明確な違いは、具にさつまいもが入るところでしょうか。金沢には「五郎島金時」という名のさつまいものブランドがあります。金沢から内灘町・かほく市にまたがる「内灘砂丘」でも育てられる作物という事で、300年以上前に薩摩(鹿児島)から伝来したと言われています。だから、さつまいもが入っているわけです。でも、さつまいもが入っていなくても、金沢市民にとっては「めった汁」です。味付けについては、味噌の他に酒粕が入っていることが多い気がします。しかし、酒粕が入っていなくても、金沢市民にとっては「めった汁」です。

海の幸、寿司
有名なのは香箱ガニ、のどぐろ、寒ブリ、バイ貝、甘えび辺りでしょうか。それ以外もどれを食べても美味しいです。鮮度が違います。ちなみに金沢で鰤(ぶり)は大きさによってコゾクラとかフクラギと呼びます。だから「寒ブリ」と書きましたが、これは県外の方に説明するための言葉です。のどぐろや寒ブリは全国的に有名ですが「香箱ガニ」こそ金沢ならではのご当地グルメだと思います。「香箱ガニ」が何かというと、ズワイガニの「メス」です。金沢市民はズワイガニのメスを「香箱」と言います。たぶんオスは単に「ズワイ」と呼んでいるような気がします。最近ではズワイガニのオスを加賀・能登の頭文字を取って「加能ガニ」と名付けてブランド化しているようです。

金沢市民の冬の味といえば「香箱ガニ」です。金沢市民なら、冬になると何度か食卓に香箱ガニが並ぶのではないでしょうか。

ちなみに、海の幸は漁の状況で入荷状況が変わりますので、絶対に食べたいものがある場合は来店前に電話等で確認されることをおすすめします。

海の幸、寿司MAP

マーク 店名
A,B,C いたる
D 大名茶屋
E 酒粋 醍醐
F とっくりや(食べログ)
G くろ屋
H 葵寿司
I 旬魚亭
J 道三(食べログ)
K 魚匠庵
赤丸 8番らーめん
青丸 金沢カレー


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金沢のお勧め観光スポットとグルメ・郷土料理” への6件のコメント

    • はい。参考になればうれしいです。
      他に知りたいことがあれば遠慮なくおっしゃってください。

    • 山内さん

      記事にグルメについて追記しました。
      「海の幸、寿司」に書いたお店から、行動計画と照らし合わせて行きやすいお店へ行かれるといいかと思います。
      個人的にはのどぐろの握りが好きですが、焼きものも脂が乗っていて美味しいと思います。
      香箱は食べるのが面倒だけど美味しいですよ。
      訪問日時が決まっているなら電話予約してから来店した方が良いかと思います。

  1. ありがとうございました。
    お陰様で楽しい旅にすることが出来ました。
    のどぐろの握りと焼きもの、香箱ガニの釜飯を食べました。
    美味しかったです。

    唯一の心残りは、金沢カレーを食べられなかったことです。次回行く時の楽しみにしようと思います。

    • 金沢にお越しいただきありがとうございました ^^
      お役に立てたのならよかったです。

      加賀や能登も良い所なので、次回お越しの際はぜひご検討ください。

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