Keychron K3 Max（US ANSI 配列）を購入しました。

このキーボードを選んだ理由

・メカニカルキーボードを使ってみたかった
・ロープロファイルである
私はThinkPadのキーボードを気に入っており、ずっと使用しています。その影響でキーの高さが低いキーボードに慣れてしまっています。過去にRealforceキーボードを購入して試しましたが、普通の高さのキーが使いにくいと感じるようになっていることに気付きました。
Realforceはキーの高さ以外にも、キー荷重が軽過ぎてホームポジションに手を置くと沈んでいくから意識して浮かさないといけない感じがあったり、スカスカすぎて押した後にバネで返ってくるのではなく自力で指を持ち上げないといけないような感じがしました。静電容量無接点方式が売りのキーボードでしたが、私には合いませんでした。
昔はキーの高さが低いキーボードで打鍵感がよいものは見当たらなかったため諦めていましたが、久しぶりにキーボード界隈を見てみるとロープロファイルのメカニカルキーボードというものがいろいろ登場していたため、興味が湧きました。

・75%サイズのキーボードの中で最小
Keychron K3は本体にキーがぎっしり並んでおり、余白がありません。
75%サイズのキーボードを考えた際、物理的にこれ以上小さいものはあり得ません。
机の上はできるだけ広く使いたいので、このミニマムなデザインが魅力的です。

・スイッチ・キーキャップを交換できる
・キーのレイアウトを変更できる
せっかくメカニカルキーボードを買うならいろいろカスタマイズしてみたいので。

・US ANSI 配列が選べる

カスタマイズ

購入してすぐoption、commandのMac向けキーキャップはWindowsのalt、windowsロゴに変更しました。
enterは濃いグレーのキーキャップが付いていましたが、赤の方が好みだったので変更しました。
上記は製品に付属していました。

しばらく使っているといくつか気になってきたので次の変更を行いました。

1.文字キーのキーキャップを変えた
ぱっと見の配色はとても良いのですが、よく見ると「`~」と「\|」に違和感があります。文字のキーキャップは薄いグレーなのに、「`~」と「\|」が濃いグレーになっています。
デザイン重視でこの配色になっているのだと思いますが、機能から考えると違和感が拭えません。そこまで重要ではありませんが、意識すると気になります。

という事で、次の商品を購入して文字キーを交換しました。

2.キーレイアウトをもっと好みにしてみたい
あまり大幅に変えると他のキーボードが使えなくなって困りそうなので、小規模に。
次の画像の個所について変更しました。

3.キー荷重を部分的に変える
茶軸のキーボードを購入したのですが、一部のキーが重く感じました。
具体的には「tab」「shift」「alt」「ctrl」「backspace」「enter」です。

Keychronのサイトで購入できるスイッチが茶軸、赤軸、青軸の3種類だったので、茶軸より荷重の軽い赤軸を購入して交換しました。
交換用スイッチは9つあれば十分なのですが、100個セットしか選べませんでした。

その他で購入したもの

パームレストは要らないかと思いましたが、使ってみるとやはり使いにくかったので、純正のパームレストを購入しました。
また、せっかくなので純正のトラベルポーチというものも購入しました。ただ後述しますが、これを持ち運ぶことは無さそうです。

カスタマイズ結果はこうなりました。今のところ気に入っています。

使ってみて、どうか

打鍵感の不満はありません。しいて言うと、茶軸はもう少し軽いほうが好みです。赤軸は茶軸との違いが小さく、個人的にはもっと明確に軽くなって欲しいです。
ThinkPadキーボードに慣れた身からするとロープロファイルキーボードはとても使いやすいです。ThinkPadキーボードに不満はありませんが（昔のThinkPadキーボードの方が良かったという不満はある）、入力して楽しいのはメカニカルキーボードの方かもしれません。自分好みにカスタマイズできる楽しさもあります。ただ、（まだ慣れていないせいかもしれませんが）ThinkPadキーボードの方が早く入力できる気がします。

ではこれが私にとって最高のキーボードかというと、一つ足りない要素があります。
ThinkPadにあるトラックポイントです。
ThinkPadキーボードを使用していた時はデスクではマウスを使用していたのでトラックポイントが無くても大丈夫だと思ったのですが、マウスカーソルをちょっとだけ移動する場合などは無意識にトラックポイントを使っていたようです。Keychronのキーボードを使用していてもトラックポイントの位置に自然と指が動きます。
マウスまで手を動かす手間が面倒くさく感じます。

ただ、デスクで使用する分には許容範囲です。
問題は外出先で使用する場合です。

上でトラベルポーチを購入したと書きましたが、Keychronのキーボードを持ち出す場合はマウスも持ち運ぶ必要があります。
キーボードを持ち運ぶのは許容範囲だとしても、マウスまで持ち運びたくありません。また、外出先でマウスを使用できるスペースがある保証がありません。

やはり持ち運ぶ場合はThinkPadトラックポイントキーボードがダントツ便利です。

というか、PCはThinkPadを使用しているので、ThinkPadを使用しているうちはキーボードを持ち運ぶ必要がありません。