ThinkPadはFnキーが普通と逆、という事を良く言われます。
ThinkPadではFnキーが左で、Ctrlキーが右にあります。
これを逆と指摘されるわけです。
BIOSで逆に設定できますが、刻印と動作が違うのはちょっと気持ち悪いかもしれません。
ところで、Fnキーが逆といいますが、そうなのでしょうか。
私がモヤっとするポイントを述べます。
1.ThinkPadだけではない
PanasonicのLet’s noteやNECのLAVIEなどのよく聞くパソコンもFnキーが左でCtrlキーが右というThinkPadと同じ並びです。
この時点で「ThinkPadが普通と逆」ではないような気がするのですが、なんでThinkPadが逆といわれるんでしょう。
ちょっとThinkPadが不憫です。
(まあ、Fnキーが逆派の方からしたらLet’s noteやLAVIEも逆という事かもしれませんが、慣れや好みの問題であって逆というのはちょっと違う気が)
2.MacのUSキーボードもThinkPadと同じで、JPキーボードはもっとアクロバティック
MacのUSキーボードもThinkPadと同じ並びです。
Macのインターフェースは褒められることが多い気がしますが、何故ThinkPadだと逆と言われてしまうのでしょうか。
そしてMacのJPキーボードはFnキーが左側になく、右側にあります。
逆どころか、そもそも左側に無いのですが、「MacはFnキーが変な位置」と言われないのは、なんか不公平な気がします。
ThinkPadがかわいそうです。
3.そもそもFnキーが逆なのか
とあるPCを販売するWEBサイトで次のようなレビューを見ました(どこで見たか忘れました)。
「ThinkPadから乗り換えて、Fnキーが普通の位置になって使いやすくなりました。ただ、Ctrlキーが遠くなって押しにくくなりました。」
私からすると、もはや支離滅裂なことを言っているように感じます。
個人的にCtrlキーは良く使うので、ホームポジションから手をできるだけ動かさずに押せる位置にあった方が助かります。
そしてFnキーはおまけみたいなものなので、邪魔にならない場所ならどこにあっても構いません。
上に書いたMacの設計思想がまさにそうなっている気がします。
つまり、Ctrlキーが押しやすい位置にある必要があるのと、Fnキーの重要度は他のキーより低いという事です。
つまりそもそも「Fnキーが逆」なのではなく、着目すべきはCtrlキーの方ではないかと。
個人的にはThinkPadとMacのUSキーレイアウトが気に入っています。
WindowsとMacをUSキーボードで統一しているので、キーレイアウトが揃っていい感じです。
Thinkpadの初代モデルではCtrlの真下にあったんだよなあ。後先考えずに配置変えたThinkpadの罪はでかい