少し古い情報ですが、平成25年末の日本のインターネットユーザ数は この 記事によると1億44万人らしいです。そして、これまた少し古い情報でですが、2014年10月の この 記事によると、メールの送受信にThunderbirdを使用しているユーザは、全体の 13.5%らしいです。つまり、日本では約1,300万人の人がThunderbirdを使用していると推測されます1 。つまり、何が言いたいかというと・・・
日本全国、1,300万人のThunderbirdファンの皆さま、こんにちは。
はい、これが言いたかったわけです。そして、ようやく本題が始まります。
普段、私はThunderbirdを使っているのですが、ずっと気になっていたことがあります。
それは『メールに返信する際の返信の位置の謎』です。
返信の文章は送信されてきた文章の引用文より上に書くものだと思っているのですが、Thunderbirdで返信する場合、送られてきたメールの引用文と署名の間に空行が挿入され、そこにカーソルが配置されます。
仮に、Thunderbirdのデフォルトの動作に従って入力すると、次のようなメールになります。
このまま送受信を繰り返すと、次のような感じになります。
しかし、メールの返信はメール本文の先頭に入れるものではないでしょうか(私が普段、Thunderbirdで返信を行う場合、自分でカーソルを上へ持っていって改行を挿入し、文章を入力していました)。ただ、Thunderbirdが敢えてこの位置にカーソルを配置するということは、何か意味があるのではないかと考えてしまうのです。『実はやり取りの最後に返信の文章を書くのがマナーなのか?』とか。返信するたびに違和感があったのですが、インターネットで検索してみたらあっさり解決しました。
引用部に対する返信の位置 | Thunderbird ヘルプ
引用部に対する返信の位置
今日ではビジネスでもプライベートでも、通常は返信を引用部の上に置くと考えられています。しかし Thunderbird では、デフォルトで返信を引用部の下に置きます。これは、かつてのインターネットやメールのコミュニティでの慣習でした。
なるほど。昔の慣習に従った結果だったようです。やはり返信の文章は一番上に書けばいいみたいです。
おまけに返信時のカーソルの位置を設定で変更できることを発見できたので、実際にやってみたいと思います。上のリンクからmozillaのサイトへ行けば設定方法が書かれているのですが、スクリーンショットが英語版のThunderbirdだったので、せっかくだから日本語版のスクリーンショットを掲載した形で設定方法を記しておきたいと思います。
2.「編集とアドレス入力」→「キャレットの初期状態」を「引用部の上」に変更
デフォルトは「キャレットの初期状態:引用部の下」。
それを「キャレットの初期状態:引用部の上」に変更。
メールアカウントごとの設定項目なので、複数のアカウントがある場合は全てのアカウントに対して設定を行ってください。
この設定でメールを送受信すると、次のようになりました。
空行が一番最初に挿入されて、そこにカーソルが入ってくれるので返信する際の手間が減らせていい感じです。返信しようと思ったときに、すぐに文章が書けるというリズム感は大切だと思うのです、はい。
ただ、こうやって見ると返信の文章が下に入る昔の書き方もやり取りが分かりやすくて悪くないですね。
- 実際には、インターネットユーザ数は全体で、メーラーシェアはビジネスシーンの話なので、この推測は全然正しくありません [↩]