ThinkPadは複数のシリーズが展開されており、次のような説明がなされています。
ThinkPad X1 シリーズ | 薄型軽量フラッグシップノートPC パワフルなパフォーマンスと高度なセキュリティ |
ThinkPad P シリーズ | パワフルなモバイルワークステーション 高速なプロセッサーとグラフィックス |
ThinkPad T シリーズ | ハイパフォーマンスビジネスノートPC パワフルなプロセッサーと優れた耐久性 |
ThinkPad X シリーズ | 薄型、軽量ビジネスモバイルPC パワフルなパフォーマンスと耐久性 |
ThinkPad E シリーズ | スタイリッシュなスタンダードビジネスノートPC 優れたパフォーマンス、生産性、セキュリティ |
ThinkPad L シリーズ | メインストリームビジネスノートPC 確かなセキュリティとプライバシー機能 |
ThinkPad Zシリーズ | 性能やデザイン性に加え、環境にも配慮 |
ThinkPadに詳しくない人はどのシリーズを選んだらいいか分からないのではないでしょうか。
大丈夫です。ずっとThinkPadを使っている私もよく分かりません。
なんとなくの雰囲気としては、この図のような感じかな、と思ってます。
ThinkPad好きな人なら、スペックの良いThinkPadを探そうとしたらX1,T,X,P辺りを探すのではないでしょうか。
LやEは低価格モデルで、スペックの良いものを買いたい場合には選択肢とならないと思っていました。
ですが今回、14インチのPCのカスタマイズメニューをいろいろ見ていると驚きがありました。
各機種の選択できるプロセッサーは次の通りです。
ThinkPad X1 Carbon Gen 11 | i5-1335U i5-1345U i7-1355U i7-1365U i7-1370P |
ThinkPad T14 Gen 4 | i5-1335U i5-1345U i7-1355U i7-1365U |
ThinkPad P14s Gen 4 | i5-1340P i5-1350P i7-1360P i7-1370P |
ThinkPad E14 Gen 5 | i3-1315U i5-1335U i5-13500H i7-1355U i7-13700H |
ThinkPad L13 Gen 4 | i3-1315U i5-1335U i5-1345U i7-1355U |
いろいろ突っ込みたいことがあるのですが、一番の驚きはE14でHシリーズのプロセッサーが選べることです。
エントリーモデルというイメージでしたが、一番スペックが良かったという。
他のカスタマイズメニューを見てみると、選択できるメモリはDDR4でDDR5は選べないようです。
やはりハイスペックを売りにしたいわけではないような雰囲気。
しかし、SSDは他の機種は1枚のところ、2枚刺さるようで良い感じです。
スマートカードリーダーやNFCは選べず、ディスプレイもあまり良いものではなさそうです。
うーん、やはり全体的にちぐはぐな印象を受けます。
欲しい要素がすべて備わっている機種が無いという、スペックが良いThinkPadが欲しい人には辛い状況です。
でもこんな機種があったとは。