フルマラソンが血液検査に影響したと思われる話(ランニングと血液の関係)

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私は献血とランニングを趣味にしています。
献血を行うと血液検査の結果を教えてもらえます。
約20年間、160回分の血液検査の結果をグラフに管理しているのですが、変化が分かって面白いです。

過去に何度かマラソンの翌日に献血を行ったのですが、一度だけ、とある検査結果が基準値を外れました。
それが分かるグラフが次のものです。

右端辺りにピークがありますが、ALT(GPT)とγ-GTPが基準値を超えました。他の検査項目は特に変化は見られませんでした。

その後、数値はすぐに基準値内に落ち着いたので、マラソンの影響だと思われます。
この結果が出た前後にも何度かマラソン翌日に献血をしているのですが、特に結果に影響は無いように見えます。

基準値を外れた前日に出たマラソン大会は、気温が30度まで上がり、体への負担が大きかったのだと思います。
献血当日(マラソン翌日)は体感的には特に不調は無くいつも通りでした。

Googleによると「γ-GTPは主に肝臓の機能を示す数値ですが、筋肉にも含まれる酵素であるため、激しい運動によって筋肉が損傷すると、AST(GOT)やALT(GPT)と共にγ-GTPも上昇することがあります。」だそうで、これに該当しそうです。

ちなみにグラフに引いた赤の縦線はランニングを始めた時期です。それ以前は運動習慣はありませんでした。
ランニングする前まではγ-GTPは安定していましたが、始めた後は増減が多くなっています。
トレーニング量と変化量が関連していそうです。

ちなみに他の検査項目はランニングの影響は無いように見えます。
例えばCHOL(コレステロール)とMCV(平均赤血球容量)のグラフは次の通りです。

MCVは生活習慣の変化に反応している気がします。

私は血液検査の結果が基本的には正常値の範囲に収まっていたのでランニングの影響はあまり表れていませんが、コレステロールがもともと高い方などは、ランニングをすればいい影響があると思います。

ところでALT(GPT)とγ-GTPが基準値を外れた際の献血はどうなるのでしょうか。
健康の基準であって血液製剤を作るのには影響はなさそうな気がしますが、使ってもらえるのか、破棄されるのか気になるところです。

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