遠隔操作ウィルス誤認逮捕にまつわる怖い話(1)

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はじめまして。リサイク1号です。自己紹介もままならぬまま、時事ネタで記事を書きます。ネタは鮮度が重要なので。

最近、遠隔操作ウィルスによって犯行予告が書き込まれた件において、無実の4名が真犯人と誤認され逮捕されてしまった事件が問題になっています。この4名は、真犯人により遠隔操作されたパソコンから犯行予告を書き込まれてしまった訳で、つまりは本人たちの身に覚えがない容疑で逮捕されてしまいました。警察による誤認逮捕も問題ですが、もう一つ大きな問題が起こりました。誤認逮捕された人の中で、警察の取調を受けるうちに、なんと罪を認める供述をした人がいたというのです。今回は誤認逮捕自体と、警察の取調のそれぞれにおけるちょっと怖い話をしたいと思います。

誤認逮捕にまつわる、ちょっと怖い話

逮捕された時点では「被疑者」、つまり犯罪を犯したことが疑われ捜査の対象とするという意味合いです。捜査して無実が判明した場合は釈放され、罪を犯したことが確認されれば起訴され法によって裁かれます。つまり、逮捕された時点では罪を犯していることが確定しているわけではありません。その人が在任かどうかを決めるのは法律であり、警察ではありません。あなたがもし誤認逮捕されたらどうなるか、ちょっと想像してみてください。

  • 家族、友達、恋人はどう思うか
  • 学校、会社、近所の人はどう思うか
  • 今後の人生における影響は?
  • あなたの気持ちの問題

誤認逮捕の当事者になってしまうと、今まで築き上げてきた実績や信頼、交友関係といったものがすべて壊れてしまうかもしれません。犯罪者としてのレッテルを貼られたまま人生を歩む羽目になるかもしれません。人間不信に陥ったり、精神的に病んでしまうかもしれません。これらは後で無罪であることが判明しても完全には回復しない事でしょう。無罪の人を追い込む要因を作るのは周りの人間です。つまり、あなたも無実の人の人生をめちゃくちゃにするという罪を犯す可能性があります。いや、既に犯している可能性があります。今までの冤罪事件の報道を振り返ってください。あなたは無実の人間を犯人と思い込んだことはありませんか?思い込んだことがある場合、あなたに罪はないと言えますか?

ではどうすればいいか

「推定無罪」という考え方があります。罪が確定するまでは「無罪だろう」と考える必要があるという事です。その理由の一つには、誤認逮捕の可能性があるからです。しかし現状は、逮捕された時点で「犯罪者」扱いで報道されています。世間的にも逮捕されただけの人を「犯罪者」と考える風潮があります。推定無罪の原則を軽視したマスコミの姿勢は非難されて当然ですが、一般市民としても推定無罪の原則をよく知っておく必要があります。「推定無罪」という言葉を初めて聞いた人、あまり詳しくない人はこれを機会にぜひ覚えておいてほしいと思います。

・・・長くなったので次回に続きます。次は「警察の取調における、もっと怖い話」がテーマです。

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