私が合格している情報処理技術者試験は次の通りです。現在では無くなったり名前が変わっているものがあります。
・初級システムアドミニストレータ試験
・基本情報処理技術者試験
・ソフトウェア開発技術者試験
・情報セキュリティスペシャリスト試験
・ネットワークスペシャリスト試験
情報処理以外では次の資格試験に合格しています。
・メンタルヘルス・マネジメント検定試験 Ⅲ種
・ビジネス実務法務検定試験 3級
・ファイナンシャルプランニング技能士 3級
・マーケティング検定 3級
情報処理系の試験は深く、情報処理系以外は広く浅くを意識しています。
ITパスポートは基礎的な知識を問うものです。
2009年から始まったらしく、私はその時にはソフトウェア開発技術者試験まで合格しており、初級システムアドミニストレータ試験より難易度が低いとも聞いたので、必要ないと思い受験していませんでした。
ただ、近年は情報処理技術が他業種においても重視されるようになり、非IT系企業や金融業界、自治体職員などからの受験も増えているという話を聞きます。
いくつかの高度情報処理技術者試験に合格している私が受験した場合に何点取れるのか、というのも気になります。
という事で、俄然興味が湧いたので、受験してみる事にしました。
自分を実験台に難易度を測るため、出題内容・範囲・傾向などをまったく調べず、敢えて勉強をせず挑みます。
申し込み~受験前日
ITパスポート試験はCBT(Computer Based Testing)で実施されます。
WEBサイトから随時、申し込むことができます。
受験会場は複数ある選択肢から自由に選ぶことができるのですが、会場毎で受験できる日時が違っています。
私は日程を決めてから会場を決めたかったのですが、選択方法が「会場」→「日時」の順だったため、少し面倒でした。
私は申し込みを月曜日に行い、その週の土曜日に受験しました。
事前情報をシャットアウトしてネタバレ厳禁で挑んだのですが、徹底し過ぎて前日寝る寸前に思い出すというミスを犯してしまいました。
休日前の夜という事で夜更かししてしまい、睡眠時間3時間で試験に挑む羽目になってしまいました。
受験~結果
問題は100問、制限時間は2時間でした。
ストラテジ→マネジメント→テクノロジの順で出題されたのですが、ストラテジ、マネジメントで時間をかけてしまい、テクノロジの問題を解く時間が足りなくなってしまいました。
1問あたり1分20秒しかかけれないので、問題文を何度も読み返していると時間が足りなくなってしまいます。
文章が長めで自信がない問題は何度も読み返しがちなので、こだわり過ぎずさっさと次の問題に進んだ方が良いと思います。
私は使わなかったのですが、ご丁寧に後で見返すために問題にフラグを立てる機能がありました。
受験を終えて10分後くらいにITパスポート試験を申し込んだサイトにアクセスすると、結果のPDFファイルがダウンロードできる状態になっていました。
(サイトには2~3時間後に可能となる、という表記があったのですが、10分後にはダウンロード出来ました)
総合評価点 | 820点 | |
分野別評価点 | トスラテジ形 | 835点 |
マネジメント系 | 815点 | |
テクノロジ系 | 760点 |
これは良い点なのでしょうか。
合否判定は後日となるようです。
点数的には合格しているのではないかと思います。
感想
思ったより難しかったです。
事前知識なしで挑んだのですが、思っていた感じとだいぶ違っていました。
ユーザーとエンジニアの双方が必要となるような感じかと思っていたのですが、ストラテジ→マネジメントと順に出題されてちょっと驚きました。
どちらかというと、いわゆるSIerにおけるマネージャ入門、のように感じました。
非IT系企業の方やプログラマ、ネットワーク担当、サーバ担当などのエンジニアを目指す方の必須知識を問うものかと言われると、そうではない気がします。
もちろん知らないよりは知っていた方が良いと思いますが。
情報技術の基礎知識を問うと言うなら、難易度を下げても良いので、コンピュータ、通信(インターネット、LAN)、サーバやクラウド技術、WEB、情報セキュリティ、認証認可、アプリケーション、プログラミング、企画、要件定義、見積、システム開発、システム運用保守、法律辺りの基礎をバランスよく問うた方が良い気がします。