400mL全血献血はランニングに影響があるか5km走って比較してみた

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私は献血とランニングを趣味の一環として行っているのですが、本来はあまり相性のいいものではない気もします。
献血は体への負担があるので、ランニングにマイナスの影響がある気がします。
あくまで趣味のため、ランニングのパフォーマンスに悪い影響があるとしても気にしませんが。
「健康的な血液を作る」「献血を継続できる健康的な体を作る」という意味では、相性がいいという見方もあるかもしれません。

私はおおむね2~3週間おきに成分献血を行っているので常に影響下にある感じになっており、成分献血がランニングに影響があるかというと、体感としてはよくわからないといった感じです。
成分献血翌日は気だるい感じはあります。

成分献血は赤血球は体に戻すためパフォーマンスへの影響は少ないと予想されます。
全血献血は赤血球も含めたすべての成分をとるため、持久系の運動に影響があってもおかしくありません。

今回、年に1~2回しか行わない全血献血を行う機会があったので、献血前後でランニングへの影響を比較してみようと思った次第です。
個人的な実験で科学的な意味はありませんが、まあこれも趣味の一環です。

ちなみに献血のスポーツへの影響については、次の記事が分かりやすくまとまっています。
【第3回】献血の不安を解消!初めての献血へ行こう!
記事には「400mL全血献血後は男性で約2〜3週間、女性で約4週間、成分献血後は男女ともに2日間」パフォーマンスに影響があると書かれています。
原理的にも体感としてもそんなもののような気がします。

試さなくてもある意味答えが出たのですが、実験は継続します。

実験方法としては、5kmTT(タイムトライアル)を献血前後で行い、タイムと心拍を比較してみます。
TTと言ってもそこまで頑張る気力はないので、記録は参考程度です。

それでは結果です。

献血前日

献血翌日

平均心拍は同じくらいなのに、献血翌日の方が記録が悪くなっています。

同じくらいの感覚で走ろうとしましたが、献血後は呼吸が苦しくスピードが上げられませんでした。

心拍の上限は同じくらいですが、上がるのが献血翌日の方が早い気がします。
また、同じ心拍数でも献血後はペースが落ちてしまっている、という見方もできそうです。
両方とも心拍が落ち着く前に走ってしまっており、正確に比較できません。

体感としては、疲労感も特になく体的にはまだまだペースを上げられそうなんですが、呼吸だけが苦しく酸素が入ってこないような感じでした。
やはり全血献血は持久系スポーツのパフォーマンスに影響がある気がします。

献血前日の記録を上回るのが何日後になるか、実験は継続してみようと思います。

<7/21追記>
実験継続してみました。
結果報告です。

日付 内容 5km TTの記録 合計走行距離
1日前 5km TT+Jog 21分07秒(4:13/km) 11.0km
当日 献血
1日後 5km TT+Jog 22分00秒(4:23/km) 11.0km
2日後 Jog 20km
3日後 休息
4日後 5kmTT+Jog 21分27秒(4:17/km) 11.3km
5日後 休息
6日後 5kmTT+Jog 21分06秒(4:13/km) 11.0km
7日後 休息
8日後 5kmTT+Jog 22分10秒(4:26/km) 7.5km

6日後に献血前日の記録に戻りました。
献血の影響が6日で無くなったわけではなく、献血前日の記録が出し切れていなかっただけだと思います。
もうしばらく続けようと思いましたが、8日後で記録が落ちて、そのまま体調不良になり1週間近く走るのを休む羽目になりました。
私の走力ではこの頻度でTTすると体への負担が大きかったようです。全血献血の影響かというと違う気がします。

個人的な感覚としては次のような感じです。
・全血献血は持久力に影響がある
・全血献血直後は高強度の練習は避けた方が良いかも
・練習強度を落とさないといけなくなるけど、体にかかる負荷が上がるから練習効果的にそんなに気にするほどでもないのでは?
・さすがに大会前は避ける。2週間程度はあけたい。

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