日曜の朝の出来事です。PCが起動しなくなりました。
前の日の晩はご機嫌に動いていたのに、一体どうして。
あまり有益な情報はありませんが、無事に起動できたので書き残します。
注意
この記事ではあなたは解決に至れません。バックアップイメージを使っているからです。
ただの読み物としてご覧ください。
このブログで一番伝えたいこと
- バックアップをとれ
- 何かするならバックアップをとれ(パーツの追加、入れ替えなど)
- 何かしなくてもバックアップをとれ
では本文へ。
事象
Windowsが立ち上がらなくなった。
- PCの電源は入る
- BIOS設定画面も入れる
- 真っ暗な画面でずっと何かがくるくる回っている
解決方法
バックアップイメージから復元
- 色々やってメモリまで交換してみたが結局これ
環境
- Windows10 Pro(もうすぐサポート終了だからアップデートしなければならない)
- Samsung 970 EVO Plus 500GB(以前から師匠していたSSD)
- Samsung 990 EVO Plus 2TB(今回新しく取りけたSSD)
- TOSHIBA HDD 2TB
経緯
先日新しいSSDを追加しました。今までは500GBでしたが、今回は奮発して2TBです。
これでなんでも入れ放題。
今まで挿していたSSDはそのままに、今回購入したSSDを新たに追加。
あとはサムスンが提供している「Samsung Magician」を使って丸ごと新しいSSDに環境を複製して完了。
BIOSやOS側での設定も必要なく、さらには新しいSSDの方がCドライブに割り当てられている至れつくせりツール。
念のために前のSSDの中身はそのまま。
「なんて楽なんだ、いい世の中だな〜」と思いながら容量の増えたPCに満足していたのが先々週。
そして先週、新しいSSDを挿してから1週間後、電源をつけたらWindowsが立ち上がらなくなった。
事象
Windowsが起動せず、真っ黒な画面で白い円がずっとくるくる回っている。一時間放置してもそのまま。
試したこと
Boot順の確認
BIOS設定画面でブートデバイスの優先順位を確認。WindowsがインストールされているSSD(990)が最優先として設定されていることを確認。
Windowsインストールメディアによる修復
別のWindowsPCでUSBメモリにWindowsのインストールメディアを作成。
PC起動時にUSBメモリ内のインストールメディアを指定して起動。
修復オプションを利用してスタートアップ修復を行うが失敗。何度か試すと成功する可能性があるという記事があったので数回やってみたが成功せず。
ここで更新プログラムのアンインストールをも試したが特に状況に変化はかった。
(直近のWindowsアップデートが問題でWindowsの起動に失敗している場合、直近の更新プログラムを削除することで解決することがあるらしい)
修復に失敗はしたが、このツールによってコマンドプロンプトが開けるようになったので試せることが増えた。
一番助かったのはコマンドプロンプトを利用してSSDからHDDに必要なファイルを退避できたこと。
SSDを入れ替えてから問題が発生するまで1週間あったため、この1週間のうちに作成・変更したファイルを退避しておきたかった。
コマンドを使ってコピーすることも可能だが、コマンドからメモ帳を開いてそこからエクスプローラーを操作する方が楽だった。
参考(https://www.4900.co.jp/content/79275/)
旧SSD(970)から起動
新しいSSDに不具合があった可能性を考える。
ブート起動の優先順位で旧SSDを最優先に設定し起動。しかしこちらも同じ現象が起こる。
何故古い方のSSDもWindowsが起動しなかったのか本当に分からない。
何らかの理由で両方のSSDのWindowsブートファイルが破損してしまったようだが、その理由は不明。
新しいSSDヘの引っ越しが完了した段階で旧SSDを取り外しておけば共倒れを防げたかもしれない。反省。
周辺機器の影響を疑う
周辺機器が原因の可能性を考える。普段使っているロジクール製のキーボードとマウスを取り外した。
PS2接続のキーボードのみを接続して起動を試みるが、やはり起動は失敗した。
GPTの修復
ここ(https://partition.aomei.jp/articles/fix-gpt-partition-table-windows-7.html)を参考にブート領域の修復を試みる。
やはり起動しなかった。
ちなみにこのあたりでドライブの割り当てがおかしいことを確認。
正常に動いていたときは、
C: 新SSD(990)
D: HDD
E: 旧SSD(970)
だったのだが、途中で旧SSDを抜いたあと
C: HDD
D: 新SSD(990)
となっていた。これも理由は不明。
メモリの故障の可能性
メモリが故障している可能性を考え、MemTest86を使用してメモリの診断を行った。
結果として7件のエラーが検出された。
これは完全に私のミスなのだが、詳細を確認するため画面の指示に従いキーをぽんぽんと押していたら詳細を見るまもなく次へいってしまい、詳細な結果を確認できず。
ちなみにこの診断は8GBあたり約1時間かかる。32GBのメモリを積んでいる私のPCは診断に4時間強かかった。
この時点でかなり面倒になっていた。再診断のため4時間待つのが嫌だったのである。
ということで、どうせ古かったしいい機会だと新しいメモリを購入(昔買った時より安くてハッピー)。
正直これで解決するだろうと勝った気持ちでいたが、撃沈。
バックアップイメージから復元
個人的には最終手段だった。
幸い1週間前の環境に戻るくらい何ともなかったが、できればなんとかデータを残したまま復旧させたかった。しかしもうこれしかない。
(これがダメだったら、もうドスパラに相談に行こうと思っていた)
Windowsインストールメディアのトラブルシューティングからイメージの復元を選択。HDDに作ってあったバックアップを使用。
無事に1週間前の状態に戻り、Windowsの起動に成功。
まとめと感想
やはり何かが原因でWindowsの起動に必要なファイルが破損していたのだと思われる。
壊れる前の夜はPCをシャットダウンして寝たのだが、シャットダウンを見届けなかったのでもしかするとエラーが出ていたのかもしれない。
またはメモリのエラーが原因で起動構成が壊れてしまったとか。そして壊れてしまった後なのでメモリを交換しても解決しなかったという可能性もあるかもしれない。
繰り返しになるが結論
バックアップをとれ
私はここのサイト(http://faq3.dospara.co.jp/faq/show/4062?site_domain=default)を参考にバックアップとしてシステムイメージを作成しました。
余談
無事に2TBのSSDでWindowsを起動できたものの、Cドライブを見ると容量が少ない。
2TBのSSDに500GBのSSDのイメージを使用して復活させたため、パーティションの設定によって4分の3が未割り当て領域と化していた。
ということでパーティションを拡張することに。
Widows10の場合、左下にあるスタートメニュー(Windowsロゴ)を右クリックし[ディスクの管理]を選択。
ここで現在のパーティションの状況が視覚的に確認できる。
ここでCドライブと書かれている領域の右側が未割り当て領域だったら、右クリックからの拡張ですぐに済む話なのだが。
未割り当て領域との間に回復パーティションが挟まっていたせいでコマンドを叩いてどうにかする羽目になった。
やることはそんなに難しくなく、
- 間に挟まっている回復パーティションを一旦削除
- 対象のパーティションを拡張
- 回復パーティションを戻すための領域を再度確保
- 回復パーティションを再作成
という手順になる。
この手順についてはこちら(https://partition.aomei.jp/windows-10/windows-10-move-recovery-partition.html)を参考にした。
パーティションの形式がMBRかGPTかでパーティションにセットするidが変わるので、自分の環境をきちんと確認してから行おう。